サロン・オアシス メルマガ第133号 “枝分かれした人生のシナリオ” ~ビジネス英語とビジネス日本語~
社内公用語が英語へと変わった方から、
先日ある相談を受けた為、
本日は『ビジネス英語とビジネス日本語』、
そして、そこから感じる、
“枝分かれした人生のシナリオ”に関してお伝えします。
そもそも私は、
普通の日本人大学生の英語力しかない状態で、
大学卒業と同時に、アメリカ企業へ入社しました。
私を採用した部署の責任者の方が、
「佐倉さん、英語は2~3年掛けて
じっくり学べば良いから、うちに入社しない?」
と誘って下さったからだったのですが・・・
“なんと”その方は、
私の入社日付で役職を解かれリストラ、
同時に英国人が来日し、
私の上司に、しかも、その事実を聴かされたのは、
新高輪プリンスでの新人研修中・・・
日本語で聞いても直ぐには分からない、
初めて教えられる仕事内容を
英語で理解するなんて全く無理。
直属の上司とまともに会話すらできないまま、
いつクビになるかと、
びくびくする日々が始まりました・・・
周りの日本人社員は帰国子女や
留学経験者がいっぱい、
なのに私は、
新卒第一号(第二号はまだいない・・・)で、
ある部署へ配属された(部署別採用)、
仕事も英語もできないお荷物・新入社員。
話は飛びますが、自分の実体験を通して、
外国語習得には段階があると感じています。
<1>自分の事前に用意した文章は話せる
<2>なんとなく相手の言っていることが分かる
<3>相手の言っていることに、それなりの返事ができる
<4>相手の言っている内容が理不尽だと、
聞き間違えたかと、自分の語学力を疑う
<5>相手の言っている内容が理不尽だと、
ハラをたてることが出来る
<6>相手と言葉でバトルすることができる
<7>相手と言葉で交渉することができる
<8>冗談を言えるようになる
<9>言語によって人格がぶれなくなる
(とかく日本人は英語を話しだすと
性格がキツクなり易い、私もですが・・・)
話を戻すと、英国人上司がやってきたときの
私の英語力は、当然<1>・・・
結局、その上司と、まともに英語で
仕事の話を出来るようになるのに3年掛かり、
その間は、必死で書面を使って
語学力を補完し続けました
(社内公式文書も入社当時の社内PCも全て英語のみ)。
ただ私の英語の表現力は、
いわゆる日本の大学生レベル・・・
日本人の大学生がビジネス日本語を
まともに使えないことからも分かるように、
当然、私にビジネス英語なんて
書ける訳がありませんでした!!!
本来は地道な勉強しかないのですが、
当時は月450時間以上働き、
勉強する余力はなく、
また、いつクビになってもおかしくない
状態だったので、どうすればと毎日悩み続け・・・
悩み尽くした先に思いついた方法は、
外国人上司たちのメールや書面をストックし、
その中から自分でも使えそうな表現を選び出し、
使い続けることでした。
特にプレゼンテーションを視野に入れて、
自分が発音しやすい表現を選んで☆
そんなこんなで、ビジネス英語も
日常業務も困らなくなった30歳の頃、
税務部長としてある案件に携わりました。
世界規模での買収に伴う日本での合併処理。
そして、今まで以上に様々な人々との
やり取りが始まりました。
買収した会社の社員の人々、
分野毎に使い分けていた沢山の弁護士&公認会計士、
公正取引委員会や経済産業省などの様々な役所関係者、
マス・メディア、等々。
それに伴い、英文ビジネス書面に加えて、
今度は難解な日本語専門用語書面が・・・
しかも、それらを送ってくるメールには
『小職』などの言い回し・・・
その時、つくづく考えさせられました、
今は未だ30歳そこそこの外資社員、
しかも買収する側だから
大目に見て貰えるかもしれないけれど、
この先、50歳、60歳となったとき、
ビジネス日本語を正しく使えないと『お里が知れる』。
実はその当時、
ある遺伝子ベンチャービジネスの会社から
ヘッドハントされていました。
転職しようと内心決めていたのに、
ビジネス日本語のことが気になり始め・・・
そんなある日、
良く飲みに連れて行ってくださっていたお偉方から
『日本語が公用語の関連会社への出向』
の誘いを受けたのです。
某世界最大企業との50/50 JV
(持分半々の合弁会社)への。
仲間は、「あれは大変だからやめとけ!」と
心配してくれましたが、そこに行けば、
ファイナンスしか知らなかい自分の世界が広がり、
ビジネス日本語も身につけられる・・・
かない悩みはしましたが、
結局、その話をお受けすることにしました。
後日談としては、私をヘッドハントしてくれていた会社は
上場を果たしたので、
あの時、移っていたら確実に億万長者になっていました・・・
(ですが、数年で組織が売却されたので、そのままいたら・・・)
でも出向したお蔭で、
ビジネス日本語だけでなく、
日本式経営に触れることができ、
また、財務&税務キャリアに加えて、
経営企画、マーケティング、事業売却、
成り行きで、法務部長まで務めたお蔭で、
様々な契約書面も作れるようになりました。
本当、何が幸いするか分かりません!!!
私の法律の知識は、
あるNPOの立ち上げ(当時は監事)、そして、
知りあいの会社の法人登記&契約書作成も
ボランティアで引き受けた為、
休みの日に自分で勉強して
会得したことがスタートでしたが、
その知識があったからこそ、
出向先で経営企画に加えて
法務部長として社内の標準契約書を
全て作成する機会にも恵まれたのです。
ボランティア活動の為に勉強したものが
仕事になるなんて、本当に不思議で、
出向して身に付けたスキルのお蔭で、
現在の仕事でも困らないことを考えると、
どうやら、やっぱり・・・
人生に“枝分かれしたシナリオ”があるのは、
本当なのかもしれません☆
あそこで転職していれば、
億万長者としてビジネス一直線の道、
そして選んだのは、
ビジネス一直線ではない不思議な今の道!!!
どこに向かっているのか、
ゴールはいまだ全く分かりませんが・・・
でもまあ、ゴールが分からないからこそ、
面白いのかもしれません☆
<サロン・オアシス イベント詳細情報>
http:// salon-o asis.co colog-n ifty.co m/
先日ある相談を受けた為、
本日は『ビジネス英語とビジネス日本語』、
そして、そこから感じる、
“枝分かれした人生のシナリオ”に関してお伝えします。
そもそも私は、
普通の日本人大学生の英語力しかない状態で、
大学卒業と同時に、アメリカ企業へ入社しました。
私を採用した部署の責任者の方が、
「佐倉さん、英語は2~3年掛けて
じっくり学べば良いから、うちに入社しない?」
と誘って下さったからだったのですが・・・
“なんと”その方は、
私の入社日付で役職を解かれリストラ、
同時に英国人が来日し、
私の上司に、しかも、その事実を聴かされたのは、
新高輪プリンスでの新人研修中・・・
日本語で聞いても直ぐには分からない、
初めて教えられる仕事内容を
英語で理解するなんて全く無理。
直属の上司とまともに会話すらできないまま、
いつクビになるかと、
びくびくする日々が始まりました・・・
周りの日本人社員は帰国子女や
留学経験者がいっぱい、
なのに私は、
新卒第一号(第二号はまだいない・・・)で、
ある部署へ配属された(部署別採用)、
仕事も英語もできないお荷物・新入社員。
話は飛びますが、自分の実体験を通して、
外国語習得には段階があると感じています。
<1>自分の事前に用意した文章は話せる
<2>なんとなく相手の言っていることが分かる
<3>相手の言っていることに、それなりの返事ができる
<4>相手の言っている内容が理不尽だと、
聞き間違えたかと、自分の語学力を疑う
<5>相手の言っている内容が理不尽だと、
ハラをたてることが出来る
<6>相手と言葉でバトルすることができる
<7>相手と言葉で交渉することができる
<8>冗談を言えるようになる
<9>言語によって人格がぶれなくなる
(とかく日本人は英語を話しだすと
性格がキツクなり易い、私もですが・・・)
話を戻すと、英国人上司がやってきたときの
私の英語力は、当然<1>・・・
結局、その上司と、まともに英語で
仕事の話を出来るようになるのに3年掛かり、
その間は、必死で書面を使って
語学力を補完し続けました
(社内公式文書も入社当時の社内PCも全て英語のみ)。
ただ私の英語の表現力は、
いわゆる日本の大学生レベル・・・
日本人の大学生がビジネス日本語を
まともに使えないことからも分かるように、
当然、私にビジネス英語なんて
書ける訳がありませんでした!!!
本来は地道な勉強しかないのですが、
当時は月450時間以上働き、
勉強する余力はなく、
また、いつクビになってもおかしくない
状態だったので、どうすればと毎日悩み続け・・・
悩み尽くした先に思いついた方法は、
外国人上司たちのメールや書面をストックし、
その中から自分でも使えそうな表現を選び出し、
使い続けることでした。
特にプレゼンテーションを視野に入れて、
自分が発音しやすい表現を選んで☆
そんなこんなで、ビジネス英語も
日常業務も困らなくなった30歳の頃、
税務部長としてある案件に携わりました。
世界規模での買収に伴う日本での合併処理。
そして、今まで以上に様々な人々との
やり取りが始まりました。
買収した会社の社員の人々、
分野毎に使い分けていた沢山の弁護士&公認会計士、
公正取引委員会や経済産業省などの様々な役所関係者、
マス・メディア、等々。
それに伴い、英文ビジネス書面に加えて、
今度は難解な日本語専門用語書面が・・・
しかも、それらを送ってくるメールには
『小職』などの言い回し・・・
その時、つくづく考えさせられました、
今は未だ30歳そこそこの外資社員、
しかも買収する側だから
大目に見て貰えるかもしれないけれど、
この先、50歳、60歳となったとき、
ビジネス日本語を正しく使えないと『お里が知れる』。
実はその当時、
ある遺伝子ベンチャービジネスの会社から
ヘッドハントされていました。
転職しようと内心決めていたのに、
ビジネス日本語のことが気になり始め・・・
そんなある日、
良く飲みに連れて行ってくださっていたお偉方から
『日本語が公用語の関連会社への出向』
の誘いを受けたのです。
某世界最大企業との50/50 JV
(持分半々の合弁会社)への。
仲間は、「あれは大変だからやめとけ!」と
心配してくれましたが、そこに行けば、
ファイナンスしか知らなかい自分の世界が広がり、
ビジネス日本語も身につけられる・・・
かない悩みはしましたが、
結局、その話をお受けすることにしました。
後日談としては、私をヘッドハントしてくれていた会社は
上場を果たしたので、
あの時、移っていたら確実に億万長者になっていました・・・
(ですが、数年で組織が売却されたので、そのままいたら・・・)
でも出向したお蔭で、
ビジネス日本語だけでなく、
日本式経営に触れることができ、
また、財務&税務キャリアに加えて、
経営企画、マーケティング、事業売却、
成り行きで、法務部長まで務めたお蔭で、
様々な契約書面も作れるようになりました。
本当、何が幸いするか分かりません!!!
私の法律の知識は、
あるNPOの立ち上げ(当時は監事)、そして、
知りあいの会社の法人登記&契約書作成も
ボランティアで引き受けた為、
休みの日に自分で勉強して
会得したことがスタートでしたが、
その知識があったからこそ、
出向先で経営企画に加えて
法務部長として社内の標準契約書を
全て作成する機会にも恵まれたのです。
ボランティア活動の為に勉強したものが
仕事になるなんて、本当に不思議で、
出向して身に付けたスキルのお蔭で、
現在の仕事でも困らないことを考えると、
どうやら、やっぱり・・・
人生に“枝分かれしたシナリオ”があるのは、
本当なのかもしれません☆
あそこで転職していれば、
億万長者としてビジネス一直線の道、
そして選んだのは、
ビジネス一直線ではない不思議な今の道!!!
どこに向かっているのか、
ゴールはいまだ全く分かりませんが・・・
でもまあ、ゴールが分からないからこそ、
面白いのかもしれません☆
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