「僕の生命の残りをあげるから、おばさんはその分、長生きしてください」

２０１２年８月１５日配信

 『サロン・オアシス　メルマガ第２００号：
　僕の生命の残りをあげるから、
　おばさんはその分、長生きしてください』

より、一部抜粋です。


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本日は８月１５日、終戦記念日ですね。

ところで、“特攻おばさん”って、ご存じですか？
特攻隊の飛行兵から、母のように慕われていた方です。

不思議なご縁で、鹿児島の方々から可愛がっていただき、
（ある方々によると古くからのご縁だそうです・・・）、

その“特攻おばさん”のお孫さんのお店にも
何度も連れて行って頂き、様々なお話を伺いました。


その中のエピソードの一つなのですが、
少年兵たちは、出撃前、その方へ挨拶に来たそうです。

「僕の生命の残りをあげるから、
　おばさんはその分、長生きしてください」
　　　　　
そう言って、美味しそうに親子丼を平らげ、
出撃していった一人の少年飛行兵のことを語っては、


「あの子のおかげで私ゃこんなにも長生きしてしもうた」

“特攻おばさん”は、生前、涙をにじませていたそうです。
どんな想いで、その少年飛行兵の背中を見送られたのでしょう。


本日は終戦記念日です。

いつまでも平和な世が続き、今日の日が、
“戦前”と呼ばれないことを心から祈ります。

～以下、省略～


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